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株式投資とギャンブルは違いますが、投資と思っていても実はギャンブルをやっている人が多い件

株式投資とギャンブルは違いますが、投資と思っていても実はギャンブルをやっている人が多い件 投資
株式投資とギャンブルは違いますが、投資と思っていても実はギャンブルをやっている人が多い件

株式投資はギャンブルと同じ

と思い込んで、株式投資を危険なものと誤解してしまっている人も多いと思います。

確かに株式投資は損をしてしまうことも十分考えられます。

しかし、ギャンブルと思い込んで株式投資をしない方が大きな損です。

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競馬のオッズと同じ感覚で買う人は投資ではなく投機

競馬の馬券を買うとき、手元に競馬新聞がない場合、オッズを見て人気のある馬の馬券を買うなんていう人が多いと思います。

また、株式投資でも暴騰している銘柄を買い、暴落したら売るという人が圧倒的に多いと思います。

これらの馬券の例と株の例は、一見全く違うことをやっているように見えますが、どちらも投資ではなく投機です。

なぜかというと、株価が暴騰しているということは一時期的に人気が集中していることです。

馬に人気が集まるのと同じです。

だいたい暴騰した後は暴落しますから、超短期で手放すしか勝ち目はありません。

これで勝てることもありますが、それに特化した知識や経験がないと基本的には負けます。

つまりギャンブルと変わりないのです。

投資は、基本的にはまったく逆のことをします。

人気がない時に買って、人気のある時に売る

これが基本中の基本です。

もちろん割安な銘柄ならなんでもいいわけではありません。

ただ安いだけの銘柄を買うと、何十年も値上がりしないどころか、どんどん下がっていってしまうこともあります。

ではどんな割安銘柄を買えばいいのかというと、それはその時に応じて違います。

2022年1月22日現在でいえば、2022年は利上げをする年になるので、利上げの影響を受けにくいバリュー株を買っていけばいいと思います。

【関連記事】バリュー株の正しい投資法とは-旅行関連株が絶好の買い場-おすすめ銘柄も紹介

ギャンブルはマイナスサムゲーム

株式投資とギャンブルの決定的な違いは、

ギャンブルはマイナスサムゲームである一方、株式投資はプラスサムゲームであることです。

マイナスサムゲームとは、ゲーム参加者全員の利得合計金額がマイナスになるゲームのことです。

例えば競馬なら、馬券を買う人が100人いたとして、一人1万円しか持っていなくて、全員が馬券を1万円分買うとします。

すると、競馬主催者には100万円が集まります。

レースが終わったら、的中させた人にはオッズに応じて払い戻しされますが、外した人には1円も返ってきません。

このレース後に、その100人が持っている金額をすべて足すと、100万円未満になっているはずです。

これはなぜなというと、競馬主催者が一定の割合でお金を抜いているからです。

つまり、やればやるほどお金は減っていきます。

株式投資はプラスサムゲーム

一方で、株式投資は参加者全員のお金が増える可能性があります。

もちろん、株式投資をしている人の中には前述のようなギャンブル的な投資、つまり投機をしている人もいますから、必ずしも参加者全員がプラスになるわけではありませんが、例えば参加者全員がS&P500のような長期的には右肩上がりに推移してきたインデックスファンドなどに投資していたとしたら、長期的には参加者全員のお金が増えていくことになります。

ちなみにここで「株式投資」はプラスサムゲームといったのは、すべての「投資」と呼ばれているものがプラスサムゲームではないからです。

例えばFXはマイナスサムゲームです。

なぜならお金の価値は、長期的には下がっていくものだからです。

お金同士の取引であるFXは、長期的には参加者全員の資産が減っていくことになります。

【関連記事】FXでFIREするのは無理な理由2-【注意】お金の価値はどんどん下がっています

もちろん一部勝てている人もいることは事実ですが、それはギャンブルに勝っているのと大差がありませんから、FXは投資ではなく投機といって相違ありません。

株式投資しないと物価が上がったら損する

インフレ

また、株式投資をせずに貯金だけで資産を持っていた場合、物価が上がったらその分損をします。

そもそも物価が上がるということは、

モノの値段が上がる

ということはよく知られたことです。

でも逆に考えると、

お金の価値が下がる

ということと同じことです。

価格というのは、需要と供給のバランスで成り立っています。

モノの需要が上がるということは、モノを欲しいと思う人の数に対して、その数が足りなくなることになるからモノの値段が上がります。

つまり、モノが足りずお金が余っているということになります。

余ったものは価値が下がりますから、物価が上がりお金の価値が下がるのです。

例えば一つ100円の板チョコが物凄いインフレになって、一つ1万円で売られるのが当たり前になった場合のことを考えてみてください。

つまり物価が100倍になった場合です。

インフレ前に貯金が1万円だったのなら、板チョコは100枚買えたのが、インフレ後は同じ1万円で1枚しか買えなくなるのです。

もちろんインフレとなれば板チョコだけに影響があるわけではなく、その他すべての価格に影響を及ぼしますから、実質貯金1万円の価値は今の価値でいったら100円の価値にまで下がってしまうということです。

もちろんここまで極端なインフレは滅多に起きるものではありません。

しかし、中央銀行は2%の物価目標を達成するために努力をしています。

つまり、毎年2%の物価上昇は覚悟しないといけないのです。

毎年物価が2%上がり続ければ、100円で買えていたものが30年後には180円以上払わないと買えなくなります。

つまり30年間で80%物価があがるわけですから、言い換えれば30年後には80%お金の価値が下がるのです

つまり30年後には、今の1万円は2000円くらいの価値になってしまっているのです。

これを防ぐために、投資をしないといけないのです。

お金は放っておいても価値が下がっていきますが、株は基本的には買ってから放っておいても価値が上がり続けます。

今の日本株は30年以上株価が上がらずに苦しい状態が続いていますが、米国株や全世界株の株価に関しては過去100年以上にわたって上がり続けてきています。

もちろん途中途中で暴落局面はありますが、ある程度耐えて待ち続ければ暴落以前よりも株価が上昇し、過去最高を更新し続けています。

そのため、資産は現金で持っておくより、株式などにかえて持っておくことが賢明です。

【関連記事】【悲報】インフレが続けば景気後退確定-S&P500やVTIを持っている人は地獄です

王道はインデックス投資

株式投資するにもたくさん銘柄があって、どれに投資すればいいのかわからない

という人もいると思います。

何を目指すかによって正解は違うと思いますが、長期的に堅実にお金を増やしたいのであれば、米国株インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドへ積立投資するのが一番だと思います。

実際僕もS&P500インデックスと全世界株式インデックスファンドをコアに据えています。

2021年はこの2つだけで資産を270万円増やすことができました。

個別銘柄は数%程度にしておく

株式投資=個別銘柄と考える人も少なくありませんが、個別銘柄はしっかり知識と経験をつけてから投資をしないと、それこそ投資ではなく投機的になってしまうことが多いです。

まずは王道のインデックス投資で投資に慣れ、知識、経験、リスク許容度がついてから資産全体の1%~10%以内を目安に投資していくのがいいでしょう。

まとめ

株式投資とギャンブルは全く違うものです。

ただ、投資もやり方次第ではギャンブルと同じになってしまう可能性があるので注意しましょう。

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