FIREをするために副業を一生懸命頑張ることはこのブログでも何度も推奨しています。
普通のサラリーマンは会社からの給料だけではFIREできるほどの額をもらえないからですね。
でも本業の会社からもできる限り良い評価をもらって、収入を少しでも底上げした方が、FIRE達成が早まることは言うまでもありません。
では本業の会社から良い評価をもらうにはどうしたら良いのか?
結論から言うと、新人や部下を効率よく使うことだと思います。
個人経営で業務拡大を特に狙っていない場合は、社長と数名で分担して仕事すればいいと思います。
しかし社員の人数を年々増やしていっているような会社の場合は、個々のスキルはそんなには求めていません。
最低限その仕事できるレベルのスキルがあれば何とかなります。
会社が求めているのは、拡大です。
会社を拡大させるためには、人に仕事を任せないと不可能です。
会社からは後輩社員をうまく使うことが求められます。
できない新人とも向き合う
僕は普段、IT系の企業で管理職をしています。
僕の担当している部署は、以前から人の出入りが激しく、ある程度育ったら辞めてまた新人が入るを繰り返しています。
その理由はアルバイトが多い部署だからです。
社員は常に同じ人が固定でいますが、アルバイトは割とすぐに入っては辞めてしまいます。
今年は、辞めていくアルバイトの人数のほうが、入ってくる人数よりも多かったので、常時人出不足に悩まされました。
社内目標としては我が部署は拡大を狙うという目標だったのに、人出不足なので物理的に現状維持だけでいっぱいいっぱいでした。
ただこうして窮地に立たされたことで、沢山学ぶことができました。
そんな中、先日一人アルバイトが入社しました。
求人広告では「基本的なPC操作」を必要スキルに書いていましたが、面接では実際にPCを触らせることもなく、話した感じだったり履歴書などに不備がなければ採用という方針にしていました。
そのくらい深刻な人手不足だからです。
その新人も「基本的なPC操作」はできるとのことで、話した感じでも会話は成立したし、何より人手不足が大きな問題だったので、即採用としました。
面接の約1週間後に入社したんですが、実際に仕事をやらせてみると「基本的なPC操作」ができるレベルではありませんでした。
タイピングも遅ければ、計算もめちゃめちゃ、ショートカットキーも知らないという状態でした。
僕が仕事を主に教えていたんですが、3日目くらいの時にあまりにもイライラしてしまい、部下の社員から
イライラしてるのがバレバレですよ
と指摘されました。
その瞬間我に返り、人手不足の窮地なのにこれじゃいかんと反省しました。
でもその後、その新人に対して接し方を見直した結果、従業員として使えるレベルにまでなりました。
具体的にどうしたのかというと、
- 無理やり褒める
- 話を聞いてあげる
- 自分の話はしない
これらを実践しました。
無理やり褒める
どう頑張っても良いところがない人をうまく使うポイントとして重要なのが、無理やり褒めることです。
人間の承認欲求とは、意外とすごいものです。
例えばInstagram利用者数は4800万人いますが、単純計算で日本の人口の4割近くがInstagramをやっていることになります。
そのうちInstagramを使って何らかのお金を生み出せている人はごく一部だと思います。
お金を生まないのにInstagramをやってしまうのはなぜかといえば、単純に「いいね」がほしいからです。
つまり、「いいね」1つにつき1円もらえるとかではなく、1円ももらえないのにただ他人から承認されることだけを目的にInstagramに時間を費やしているのです。
Instagramをやっていない人にとっては、これは馬鹿馬鹿しい話に聞こえるかもしれません。
しかし、まさにこれこそが人間の心理の本質なんですね。
人は皆、「いいね」と言われたいんです。
だからこそ、その新人に対しても褒める要素がなくても、ほんの少しでも強引に良いところを見つけたら徹底的に褒めるようにしました。
もちろんダメなところは指摘はしますが、指摘した後は必ず良いところを指摘した以上に褒めるようにしたのです。
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話を聞く
いやな上司の特徴をあげてみてください。
僕はこんな上司はいやだと思っています。
- 自慢話しかしない
- 人の話を聞かない
- 悪口を言う
多分ほとんどの人が同じようなことを想像したと思います。
それならば、自分が人の上に立った時はそうしないようにしなければいけません。
『他人とうまくやっていく』という本によると、人は皆、一番興味があるのは自分のことだから、自分のことを聞かれるのが一番うれしいのだそうです。
それを思い出して、僕は必ずその新人に対して1日数分の雑談の時間を設け、彼自身のことを質問するようにしました。
すると彼は嬉しそうに話してくれるようになりました。
自分の話はしない
前述のとおり、人が一番興味があるのは自分のことです。
そのため、他人の話をされたところで楽しいと感じることはありません。
そこで、話し相手が自分のことに対して質問してこない限りは、自分の話をすることをやめました。
『他人とうまくやっていく』を読むまでは、今思えば自分の話ばかりしていたなと思いました。
新人が使えるようになった
これらを意識していった結果、入った時は正直救いようがないと思っていた新人がある程度使えるレベルにまでなりました。
今や終身雇用制度が崩壊し、雇用されている側が会社を選ぶような時代です。
言い換えれば、従業員がお客さんのようなものだとも言えます。
一度雇ってしまったらクビにすることも難しい時代なので、雇用されている側の気持ちもよく考えて仕事していくことが大切ですね。
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