僕は基本的には毎月末に投資をしていますが、3月は以下の銘柄に以下の割合で投資しました。
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 45%
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 45%
- GDX 3%
- SPYD 1%
- XLRE 1%
- ビットコイン 2.5%
- イーサリアム 2.5%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド
僕はほぼ毎月この2つに資産の大半を投資しています。
S&P500と全世界株式は構成銘柄が被るから両方買う意味はない
という人も多いと思います。
よくS&P500派か全世界株式派かで意見が分かれたりもしています。
僕はどっちにもメリットを感じているので、
両方買ってしまえ
と思っています。
インデックスファンドもそういう考えのもと生まれたんだと思います。
つまり、指数が右肩上がりに成長しているのが分かったから、
全部買っちゃえばいいじゃん
という発想がインデックスファンドが生まれたきっかけなんだと思います。
気になる銘柄が複数あって、それで勝ち目があるなら全部買えばいいと思っていますので、僕は基本的にはS&P500・全世界株式、両方を買うようにしています。
GDX
GDXは金鉱株に投資するETFです。
これからしばらくは、金が上昇すると思います。
金に投資すると聞くと、金の延べ棒を買わないといけないのかと思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
もちろん金の延べ棒を買うのも1つの手ではあるんですが、金の延べ棒だと売買の時の手数料が高かったり、紛失してしまう可能性もあります。
今では証券会社で、金の所有権だけを買うことができるETFを買うことができます。
また、金の採掘や精錬などを事業内容とする企業の株式、つまり金鉱株を買うこともある意味金に投資することとほぼ同義です。
僕はこの金鉱株に分散投資することができるGDXというETFを買うようにしています。
なぜ金鉱株を買っているのかというと、米経済は近い将来、景気後退を迎える可能性が出てきたからです。
逆イールド
なぜ米経済が景気後退を迎える可能性が高出てきたのかというと、長期金利(10年債利回り)と短期金利(2年債利回り)が逆転したからです。
通常は、長期金利の方が高く、短期金利の方が低い傾向にあります。
しかし、3月29日頃からこの長短金利が逆転する現象、つまり逆イールドが発生しました。
なぜ逆イールドが発生したのかというと、FRBが利上げのペースを加速させるという懸念から、米2年債利回りが上昇し、将来的な景気後退懸念から米10年債利回りが下落したのが原因だと思われます。
逆イールド≒景気後退
過去の逆イールドが発生した局面では、ほぼ確実に景気後退入りをしました。
なぜ逆イールドが発生すると景気後退するのかというと、銀行は短期金利でお金を集めて、長期金利で貸し出します。
例えば、銀行に預金をすると利息がつきますが、これが短期金利にあたります。
銀行が企業や個人にお金を貸し、利息を上乗せして返してもらいますが、これが長期金利にあたります。
つまり、長期金利よりも短期金利の方が高くなってしまえば、銀行はお金を貸した分だけ損をすることになりますから、銀行はお金を貸さなくなります。
その結果、経済が回らなくなるので景気後退に繋がるのです。
FRBの定義する逆イールドにはなっていない
しかし、10年債利回りと2年債利回りが逆転することで景気後退になるということは、多くの投資家が言っていることですが、FRBは少し違うことを言っています。
3月25日付の米FRBホームページFeds notesによると、
3ヶ月債金利と一年半の先3ヶ月債金利が逆転したときを本当の逆イールドだとしています。
4月4日時点の3か月債金利は0.48%、1年半先の3か月債金利は3.22%なので、金利差は2.74なので逆イールドにはなっていない。
そのため、FRBの見解としては景気後退は近くないという見解です。
確かにそうかもしれませんが、今現在ほとんど利上げしておらず、これから大幅な利上げをしていくわけなので、今の3か月金利と1年半先の3か月債金利が逆イールドになっていないのは当然ですから、目先の景気後退は近くないとしても1~2年後に景気後退する可能性は否定できるものではありません。
景気後退は1〜2年後
逆イールドになったからすぐに景気後退というわけではありません。
過去を振り返ると、いずれの逆イールド局面でも、逆イールドになってから1〜2年後に景気後退入りしています。
そのため、今すぐに過度な心配をする必要はないと思いますが、長期的な視点に立って投資するという意味では今からリスクヘッジをしておくことは大事だと思っています。
景気後退が本格化すれば、安全資産としての資産の逃避先になりやすい金の価格が急騰する見込みが高いので、今のうちから少しずつでも買っておくといいと思います。
SPYD
ほかにも今回投資したのがSPYDです。
SPYDとは何かというと、S&P指数構成銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄に分散投資できるETFです。
つまり高配当ETFですね。
優良な高配当ETFはSPYD以外にもHDV、VYMがありますが、その中でも一番配当利回りが高いETFです。
また、金融セクター、不動産セクターを多く組み入れているので、景気の影響を受けやすく価格が変動しやすいです。
とはいえ、しっかり配当を出す銘柄が中心なので、ナスダック100のように激しく値動きするものではありませんから、1~2年後に景気後退するのであれば配当をしっかり安定的にもらえるETFに投資しておきたかったので、今回投資することにしました。
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XLRE
XLREはS&P500の不動産セクターに一括で投資できるETFです。
つまり、手軽に不動産投資ができるETFです。
不動産セクターは前述の通り、景気の影響を受けやすいですが、配当利回りが比較的良いので、たまに投資しています。
VTIの配当利回りが1.29%に対してXLREは2.49%です。
価格変動が激しいので、高配当ETFとは違い、景気後退入りしたら資産を減らすことになる恐れがあります。
でも景気後退はまだしばらく先のことなので、それまではしばらく持っていようと思っています。
ビットコイン、イーサリアム
ビットコインとイーサリアムは、ある意味積立投資をしていますが、厳密にいうと一般的なドルコスト平均法とは違う形で投資しています。
一般的なドルコスト平均法とは、毎月決まった金額を、決まった日に投資する方法です。
僕は毎月決まった割合を暗号資産口座に入金していますが、暗号資産を買うかどうかはチャートを見て判断するようにしています。
具体的には、週足チャートで上昇トレンドになっているときだけ投資するようにしています。
コアに据えるS&P500などのインデックスには、チャートが上昇トレンドだろうと下落トレンドだろうと、毎月決まった金額を決まった日に投資すればいいと思いますし、それが正解だと思います。
でも、ビットコインやイーサリアムは、株式のインデックスに比べたら、ボラティリティ、つまり変動幅があまりにも大きすぎます。
また、歴史が圧倒的に浅いので、いつどのようなトラブルが起きるか予測ができません。
そのため、少しのチャンスを逃したとしてもより慎重にタイミングを見計らって投資するようにしています。
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