2021年は米国株インデックス投資をしている人はとても儲かったという人が多かったんじゃないでしょうか。
S&P500、VTI、VT、ナスダック100、どの指数を見ても右肩上がりの1年でした。
しかし来年2022年はそうはいかないと思います。
特にレバナスをガチホしている人は特に危険な1年になると思います。
2022年は0%成長
2022年の米国株相場は0%成長になると思います。
実体経済が悪くなるという意味ではありません。
むしろ雇用は改善傾向ですし、賃金も上昇傾向にあります。
ではなぜ米国株相場は0%成長になるのかというと、2021年テーパリングが開始されました。
テーパリングが終了すると、次は利上げが待っています。
金利が上がると、企業は借入コストが上昇するため設備投資を縮小させます。
また個人消費の面でも住宅ローン金利が上がるため、住宅の購入を見送ったりするので、業績低迷の不安が広がり株価は下がる傾向にあります。
またCME FedWatchによると2022年6月までに利上げがある確率76%と出ていますから、おそらくそれまでに利上げがあるものと考えられます。
そのため2022年の米国株成長率はプラスマイナスゼロくらいになるものと予想できます。
レバナスガチホは地獄?
こちらの記事でも紹介しましたが、レバナスなどのレバレッジをきかせた商品を持っている人は要注意です。
なぜなら、レバレッジをきかせていない商品の場合、株価が上げ下げを繰り返すもみ合い相場が続いたところでほぼ損はありませんが、レバレッジをきかせた商品の場合は、もみ合い相場が続くだけで株価が下がっていなくても損が膨らんでいくからです。
前述のとおり、2022年の米国株相場は0%成長の可能性が高いことから、年間を通してもみ合い相場になることが予想されます。
そのため、レバナスなどのレバレッジ商品をコアに据えているガチホされている人は損が膨らむ可能性が高いです。
景気拡大局面は継続
ただ2022年は成長率が0%だったとしても、悲観的になる必要はありません。
この景気拡大局面は2020年4月に始まったばかりです。
通常景気拡大局面は10年くらいは続くものです。
熱を持ちすぎた相場を冷まさないと、かつてのバブル崩壊やリーマンショックなどのようなことが起きてしまうので、利上げはやむを得ない策です。
また相場がちょうど良い熱量に戻り次第、必ず成長していくと思います。
そのため、
成長しないなら投資しない
のではなく、その間も投資を続けてください。
特にS&P500、VTI、VTなどのインデックス積立投資をしている人は調整局面があけたらきっと資産を大きく増やすことになるはずです。
レバナスなどのレバレッジ商品をガチホしている人は、今のうちにコアに据える資産を再検討することをおすすめします。
あくまでもレバナスはサテライト資産かつ短期投資として考えるべきだと思います。
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