今好調なセクターといえば米エネルギー・セクターです。
僕はコアに据えているのはS&P500インデックスや、全世界株式インデックスですが、最近は エネルギー株ETF(VDE) やビットコインをサテライトに据えています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
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本記事ではなぜ今エネルギー・セクターが好調なのか?について書いています。
脱炭素化が裏目に
なぜ今エネルギー・セクターが好調なのかというと、世界的に深刻なエネルギー不足になっているからです。
新型コロナウイルスの影響で景気が後退しましたが、その後の急速に伸びた消費にエネルギー生産が追いついていません。
また、地球温暖化防止のために世界的に脱炭素の動きが活発化し、化石燃料への規制強化が影響したのもエネルギー不足の一因になっています。
供給に対して需要が上回れば価格が上がっていきますから、エネルギー・セクターが好調というわけです。
エネルギー生産が追い付いていないのに化石燃料へ規制強化をすすめてしまったら、エネルギー不足になることは当然ですよね。
気温の低下による電力需要拡大
ほかにも、秋になり気温が低下し始めたことによって電力需要が拡大しているのもエネルギー不足の一因です。
総務省統計局の家計調査によると、電気代は冬の方が夏よりも高い傾向にありますから、これからより寒くなる季節はより深刻な電力不足に陥る可能性があります。
2050年までに電力需要は6割増
ブルームバーグによると、2050年までに電力需要は6割も増えることが予想されているそうです。
世界人口の増加、経済成長、世界のデジタル化等が主な要因です。
また、米エネルギー情報局(EIA)は、2050年の石油需要が20年比で4割増加するとの長期見通しを公表しました。
二酸化炭素(CO2)の排出量も2割以上増加するとの見通しです。
脱炭素の難しさが浮き彫りになりました。
交通部門での脱炭酸化の遅れ
EIAによると、EV(電気自動車)の増加により、ガソリン車の数は先進国では2023年がピークとなり、その後は減り始めるという見通しです。
その一方で、新興国ではガソリン車の需要が根強いため、世界全体ではガソリン車の保有台数は2038年まで増え続けるそうです。
石油消費は中国では2030年代半ばにピークを迎えその後は減り続ける見通しですが、インドはこのままだと右肩上がりで増加し、2050年には2020年の3倍以上となるそうです。
この結果、世界の原油生産はこれからも増え続ける見通しです。
ETFならVDE
これらのことから、エネルギー株は爆上がりしていますので、僕もサテライトとして投資しました。
エネルギー株は個別株ももちろん沢山ありますが、僕は極力リスク分散をしたいのでETFを買いました。
エネルギー株ETFといっても複数ありますが、僕はVDEに投資しています。
よく比較されるのはXLEですが、VDEの方が経費率が安いのでVDEにしています。
まとめ
世界各国の首脳陣は、メインのエネルギーを化石燃料から再生可能エネルギーに転換したいけど、現実問題それだけだと全然足りないので、化石燃料に頼らざるを得ない状況になっています。
僕を含めてエネルギー株を買った人からしてみればおいしい話ですが、地球温暖化防止という意味ではまだまだかなりの長い時間がかかりそうですね。
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