2021年11月末に突如として現れた新型コロナウイルス「オミクロン株」ですが、僕はこの影響で一気に100万円以上資産が減らすことになりました。
僕は投資歴がそれなりにあるので、このような局面になることも想定の範囲内でしたが、コロナショック後に株式投資を始めた人とか投資歴が浅い人にとってはすごく怖い事態に陥っていると思います。
本記事では、長期投資を考えている人やFIREを目指している人が株価が急落したときに絶対にやってはいけないことをご紹介します。
全部売っちゃう
保有していた銘柄が今まで順調だったのに、コロナショックやオミクロン株報道などで一気にマイナスになってしまうことがあります。
まだ投資に慣れていない人や、リスク許容度が高くない人にとっては
このまま大損してしまうのではないか
怖い
などと大きなストレスになります。
すると
これ以上損したくない!
と思って持っていた資産を全部売る人もでてきます。
こういうのを狼狽売りといいますが、長期投資において絶対にやってはいけないのは狼狽売りです。
100%回復
特に米国株インデックスや全世界株インデックスであれば、過去にも暴落局面は何度もありましたが、長期的には100%の確率で回復してきました。
そのためこれからも暴落したとてほぼ間違いなく回復します。
来週かもしれませんし10年後かもしれません。
でもそれだけ長期で保有し続ければ必ずもとに戻ることは歴史が証明してきた事実ですから、暴落局面でも絶対に狼狽売りに走らないようにしてください。
長期投資というのはそれだけの長期間保有する覚悟が必要なものです。
特にFIREを目指している人は、FIRE後の残りの人生を投資からのリターンで過ごすわけですから、ほとんどの株を一生保有し続けるくらいの気持ちで向き合うことが大切です。
変異株は弱毒化する傾向
オミクロン株で恐怖心を煽る報道をするのは報道各社の自由ですが、過剰に反応しすぎだと思います。
京都大学名誉教授 川村 孝先生の「Drタカちゃんのヘルストーク」によると、一般的にウイルスは変異とともに感染力は強くなりますが弱毒化することが多いので、普通に考えたら新しい変異株が出たところで大した影響はないはずなんです。
また、ファイザーは3月にはオミクロン株に対応したワクチンを供給できるとしていて、モデルナも3月にはオミクロン株に対応したワクチンを申請すると発表しています。
ではなぜ報道各社が恐怖心を煽るような報道をするのかというと、人々の脳はポジティブな話よりもネガティブの話に数倍反応するようにできているからです。
つまり、ネガティブな報道を流せば視聴率やPV数が取れるからカネになるんです。
このようなポジティブな報道があるのにも関わらず、目先のカネ目当てのネガティブな方ばかりにフォーカスすることで世界は混乱します。
一時的にオミクロン株関連で株価が下がったとしても、そう遠くない未来に回復すると思います。
ですからこういった局面でも売らずに保有し続けることをおすすめします。
買い増し
下落相場になっている時にあえて買い増しをすることはとても危険です。
株式投資では
「落ちてくるナイフはつかむな」
という言葉があります。
今落下中のナイフをつかもうとしたら、ほとんどの場合ケガをすることになります。
一方で完全に地面に落ちたナイフを拾うとしたら、ほとんどの場合でケガをすることはありません。
これは株式投資でも一緒で、下落相場になっている時に買い増しをすると、資産を大きく減らしてしまう可能性が高いということを意味しています。
逆張りの発想は大いにアリだと思いますが、その場合は完全に底をつくまで待つ必要があります。
どのようにして底をついたか判断すればいいのかというと、テクニカル分析を使うことをおすすめします。
僕が実践しているテクニカル分析はこちらの記事で紹介しています。
おすすめのテクニカル分析を解説-難しい経済ニュースを見ないで投資でお金を増やす方法
積立投資をやめる
でもS&P500や全世界株インデックスにドルコスト平均法で積立投資をしている人は、そのまま積立投資をやめずに継続してください。
特に米国株インデックスや全世界株インデックスであれば、毎月ただ積み立てているだけでもお金が増えていくので、テクニカル的なことなど一切気にする必要はありません。
絶対にやってはいけないのは、積立投資をやめることです。
前述のとおり、S&P500や全世界株インデックスでしたら長期的には右肩上がりで成長してきましたし、また思考停止で淡々と積み上げていくものですから、絶好の買い場を逃すこともありません。
投資で最も大切なことは習慣です。
S&P500や全世界株インデックス への積立投資でしたら特別な知識やノウハウもいりません。
毎月積み立てる習慣だけでFIREを狙うものですから、どんな局面でも決して積立投資をやめてはいけません。
買い増しと積み立てではまるで意味が違うものですから、自分のスタイルはどちらなのか、自分自身と向き合って自分のスタイル似合う方法で投資していってください。
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