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買うべきではない株

日本株は投資対象ではない 投資
日本株は買うべきではない理由

僕は今は、主に米国や全世界のインデックスファンドを中心に投資していますが、日本株はあまり買わないようにしています。
理由としては、日本だけで見た場合、今後も人口減少が続く見込みだということと、根強い年功序列意識が経済成長の大きな妨げになっているからです。

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超高齢化社会

日本はこれから、さらに少子化が加速し、超高齢化社会を迎え、人口は減少の一途をたどっていくことでしょう。
逆に米国はこのコロナ禍でも人口は増加していますし、全世界レベルでも2050年頃までは増加し続けるという試算が出ています。

生産性低下

人口と経済の関係は、切っても切り離せない関係です。
人口が減れば、その分労働市場に投入できる人的資本が減ります。
つまり働く人が減ります。
働く人が減れば、当然企業も生産性を下げざるを得ませんから、経済も回りにくくなります。

また、高齢化が進めば、高齢化に備えて貯金をしようとする若者が増え、高齢者は貯金を取り崩すという流れになり、社会全体の貯金が減り、投資も減っていきます。

単純に人口が減れば人的資本が減るというだけではく、知恵も生まれにくくなります。
多くの人がいるからこそ、色んな知恵が生まれ、新しいものが生まれていくのです。

また、生まれてくる子供が増えて、人口構成が若返れば、新しいアイデアが生まれてイノベーションが起こりやすくなります。

労働世代への負担増

少子高齢化は、社会保障制度の面でも不利に働きます。
現在の日本の社会保障制度は、若い世代が働いた分を、高齢者が年金として使ったり、医療費として使っています。
そのため少子高齢化が加速すれば、働く世代へ負担が大きくなります。
つまり、給料から天引きされる保険料や年金の額が増えていきます。
そうなれば当然、働く世代はお金を使うことを渋りますし、年金を受けとる高齢者も受給額が減るのでお金を使うことを渋ります。
こうして経済はどんどん悪い方向に向かいます。

年功序列

今もなお年功序列意識が強い

年功序列という考え方も、経済発展の妨げになっています。
古い考えを持った人間の意見しか通らないような年功序列文化の根強い日本では、世界を変えるような企業が生まれにくくなるのは当然です。

一昔前に比べたら、年功序列という考え方は少なくなってきたのかもしれません。
しかし、今もなお多くの企業は年功序列制度を拭い去ることができないでいると思います。
僕の勤務している会社はベンチャーで、経営者も比較的若いですが、年功序列ではないと表向きには言っているものの、1~2年でマネージャークラスに出世した人はいませんし対外的に見れば年功序列だと言われることでしょう。

アメリカは年功序列ではない

一方でアメリカの場合は、そもそも年功序列という考え方がありません。
例えば日本ではチームを組ませて会社への帰属意識や上下関係、仲間意識を植え付けていくような会社が多いですが、アメリカはチームというよりは個人が重要視されます。
オフィスも、日本の場合は部署ごとに机をくっつけている会社が多いですが、アメリカの場合は各社員に個室が用意されている会社も少なくありません。

また、アメリカの場合は、勤続年数によって評価されるわけではありませんので、当たり前のように転職します。
とある調査では、アメリカ人は生涯で平均10回以上転職するという調査結果が出ています。

受けてきた教育の違い

これはそもそも日本人とアメリカ人とは、子供の頃に受けてきた教育が全く違うので、根本の教育を大きく変えない限りはこうした根強い帰属意識・仲間意識は変わることなく、年功序列という考え方も変わらないでしょう。
当面の間はどんな将来性のあるベンチャー企業が生まれたとしても年功序列制度に乗っ取ったレールの上でしか走ることができませんので、これが変わらない限りは日本の経済発展に対して前向きな考え方はできないと僕は思います。

これらの理由から、僕は日本株への投資には前向きになれません。

まとめ

・日本株に投資はあんまりおすすめしない
・人口減少と年功序列が大きな要因

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