米国エネルギーセクターは6月に入ってから暴落しています。
しかし、歴史を振り返ると、まだ投資の余地はあると思います。
エネルギーセクターが暴落している理由
上のチャートは、米エネルギーセクターにまとめて分散投資ができるETF、VDEの週足チャートですが、6月に入ってから約30%程度値を下げています。
これは、リセッションに対する警戒感や、ハイテク、グロース株へのセクターローテーションなどが理由にあげられると思います。
S&P500のエネルギーセクターが相場に占める割合はまだ小さい
ここまで暴落していると、
もうエネルギーセクターには投資余地がないのでは
と思われるかもしれませんが、まだ投資余地はあると思います。
なぜなら、まだS&P500に占めるエネルギーセクターの割合は非常に小さいからです。
例えばオイルショック時は、S&P500に占めるエネルギーセクターの割合は27%でした。
しかし、2022年6月24日現在のS&P500に占めるエネルギーセクターの割合はわずか5%です。
S&P500に占めるエネルギーセクターの割合は平均しても11%ですから、いまだエネルギーセクターの割合は非常に小さいものと思われます。
原油価格が高騰していても同様
2008年、原油価格が120ドルだった頃、S&P500に占めるエネルギーセクターの割合は15%でした。
2022年6月24日現在の原油価格も2008年と同水準の120ドル付近まで高騰してきていますが、前述の通りS&P500に占めるエネルギーセクターの割合は5%です。
まとめ
ウクライナ情勢など、先行き不透明感があるものの、歴史的に見るとエネルギーセクターへの投資余地はまだあると考えるのが自然かと思います。
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