レバナスを積み立てている人が
すごいお金が減っている、、、
と嘆いているのを目にしましたが、NASDAQ100指数はこれからもっともっと下がると思いますので、レバナスに積み立てている人はこれから数年間は地獄だと思います。
200週移動平均線をターゲットに
2022年2月16日時点でのNASDAQ100指数のチャートは以下のとおりです。
50週移動平均線を割り込んでいます。
過去を振り返ると、50週移動平均線を割り込んだ場合、次に目指すのが200週移動平均線になることが多いです。
つまり、NASDAQ100指数は下のチャートの赤い丸のあたりまで暴落する可能性があります。
実際、過去の例を取り上げると、2020年3月も50週移動平均線を割り込んだあと、200週移動平均線あたりまで暴落しています。
2018年12月は200週移動平均線までは行かなかったものの、50週移動平均線を大きく割り込み、200週移動平均線に到達する少し前に反発しました。
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上昇トレンドは終わっている可能性が高い
また、NASDAQ100の上昇トレンドの周期は約9年周期なんですが、2022年は13年目にあたるため、過去の周期から考えるとすでにNASDAQ100の上昇トレンドは終わっている可能性が高いです。
つまり、これから本格的な下落トレンドが待っている可能性が高いことを意味していますので、10年近くは回復の見込みのない未来が待っている可能性が高いです。
さらにいえば、まだ金融引締が始まってもいません。
これから金融引き締めが始まれば、暴落が加速することが予想されます。
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レバナスは本当にやばい
NASDAQ100が暴落する局面で、本当にヤバくなるのがレバナスです。
仮にNASDAQ100指数2倍のレバレッジをきかせている投資信託に投資していた場合は、NASDAQ100指数が30%下落したら30%✕2倍=60%マイナスになるわけです。
例えば100万円をNASDAQ100の2倍レバレッジ商品に投資していたら、40万円になります。
しかもレバレッジをきかせている投資信託などのヤバいところは、暴落していた指数が元の評価額に回復したとしても、レバレッジ商品の評価額は大きくマイナスのままだということです。
例えば、NASDAQ100指数が30%下落したとします。
次の日に、NASDAQ100指数が30%回復したとします。
するとNASDAQ100指数は、暴落前に比べて9%のマイナスまで回復します。
つまり、レバレッジをかけていないNASDAQ100指数に投資していた人はマイナス9%ですみます。
なぜかというと、暴落前の評価額を100とすると
30%暴落時 100×0.7=70
30%回復時 70×1.3=91
という計算になるからです。
一方でNASDAQ100指数に2倍のレバレッジをきかせている商品の場合、上記と同じようにNASDAQ100指数が1日目に30%下落、2日目に30%回復する動きを見せた場合、30%回復したのにもかかわらず暴落前と比べると36%もマイナスになってしまいます。
なぜかというと、暴落前の評価額を100とすると
30%暴落時→60%下落 100×0.4=40
30%回復時→60%上昇 40×1.6=64
という計算になるからです。
つまり、NASDAQ100指数に2倍のレバレッジをきかせている商品に100万円投資した場合、NASDAQ100指数が30%下落した次の日に30%上昇した場合、資産価値が64万円まで目減りすることになりますので、36万円損することと同じになります。
このような上がったり下がったりを繰り返しているだけのボックス相場でさえ大きなマイナスになるのですから、暴落するとなると元本を取り戻すことも難しくなります。
まとめ
NASDAQ100指数は下落トレンドに入った可能性が高いです。
レバナスに投資している人にとっては、本当に危ない未来が待ち受けている可能性が高いです。
基本的にレバナスなどのレバレッジ商品は、あくまで短期投資を前提に投資し、長期積立などは絶対にしないでください。
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