米国株に投資している人は注意してほしいのですが、これから9月~10月にかけては、米国株式市場は下落傾向に向かう可能性が高いです。
でもこれはほぼ毎年起きていることなので、あまり悲観的になる必要はありません。
本記事では
- なぜ9月~10月は米国株式市場が下落傾向に向かう可能性が高いのか
- 秋から年末年始に向けてどのように投資していけばいいのか
について書いています。
アメリカは9月が新年度だから需給バランスが崩れやすい
日本の新年度は4月ですが、アメリカは実は9月からが新年度になります。
株式市場も新年度となればIPO、つまり新規公開株や公募増資などが増えて、市場が全体的に投資対象が増えることになります。
ですがその反面、個人投資家からして見れば投資対象が増えたものの資金には限りがありますから、需給バランスが崩れやすくなり、9月~10月にかけて株式市場は下落傾向になりがちなのです。
過去も9月はほぼ例外なく調整局面
これは2015年から2021年にかけてのS&P500種指数チャートですが、いずれの年も9月~10月は調整局面になっていることが分かると思います。
でもこのチャートでも分かる通り、ほとんどの場合が11月までに底を打ち、その後ほぼ例外なく上昇しています。
実はものすごいチャンス
毎月コツコツと積立投資してきたものが、秋になった途端に大きく値を下げてしまうと絶望してしまうかもしれません。
9月~10月は調整局面になるパターンが多いということを知らない投資家は
ああもう人生終わりだ
と思って、今まで積み上げてきたものを全部売ってしまう投資家も少なくないはずです。
でも
9月から10月は下落するのが普通
12月からは元に戻る
という知識をもってさえいれば、何も焦ることはありません。
逆に、本来だったら高いものが大安売りされるわけですから
株のバーゲンセールだ!
と、絶好の買いのチャンスになるとも言い換えられます。
このような局面で絶望するか、絶好の買いのチャンスと見るかでは、その後の投資人生を大きく左右することになるといっても過言ではありません。
まとめ
米国株式市場は、9月~10月にかけて歴史的に見ても調整局面になる傾向にあります。
アメリカの新年度は9月なので、投資対象が一気に増える半面、個人投資家の資金には限りがあるため需給バランスが崩れやすいからです。
でもほとんどの場合が11月までに底打ちすることが多いので、狼狽売りはしないようにしてください。
逆に絶好の買いのチャンスになります。
また、これから投資を始めるならこちらの証券会社がおすすめです。
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