FIREを目指すにあたり、副業をやっている人は多いと思います。
副業とはいえ、万が一何かトラブルが起きた場合、せっかく積み上げたものが台無しになってしまう可能性があります。
投資でのリスク分散は必ずやるべきことですが、ビジネスでもリスク分散をするべきです。
具体的にどうすればいいのかというと、同じビジネスを複数のアカウントで運営することでリスクを回避することができるだけではなく、収入を格段に増やすことができます。
複数のアカウントを運営
例えばYouTube配信でお金を稼いでいる人は、メインアカウントの他にサブアカウントを開設することでリスク回避することができます。
有名YouTuberでも、複数のアカウントを運営している人は多いです。
例えば江頭2:50さんの「エガちゃんねる」は、メインアカウントのほかに「エガちゃんねる 〜替えのパンツ〜」というアカウントを公開しています。
ほかにもなかやまきんに君さんはメインチャンネル「ザ・きんにくTV」のほか、サブチャンネル「ザ・きんにくTV 2nd」を運営しています。
サブアカウントを作ることにより、万が一メインアカウントがBANされたとしてもサブアカウントをメインアカウントにすれば良いのです。
またメインと同じ熱量でサブも配信することにより、収益を倍増させることができます。
他にも例えばクラウドソーシングで業務委託を請け負っている人は、複数のクラウドソーシングサイトに登録することにより、一つのアカウントで何らかのトラブルが起きたとしても他のアカウントで生き残ることができます。
少しだけ違うアカウントを複数運営
また、複数アカウントを作って運営すること自体は同じなんですが、メインアカウントとほぼ同じだけど少し変えた内容で、アカウント名も変えて運営するのも一つのリスク分散方法として有効です。
例えば
アカウントA かめ
内容 動画編集承ります!
アカウントB うさぎ
内容 動画の編集をさせていただいています。
こんな感じで名前と内容を少しだけ変えて両方同時に運営します。
これは単純にリスク分散にもなりますが、複数アカウント運営することによって、検索に引っかかりやすくなります。
その結果、一つのアカウントを集中して運営するよりトータルの収入が増えることが多いです。
実際僕もこのような方法で副業収入を右肩上がりに増やすことができました。
ただ、プラットフォームによっては1人1アカウントに制限しているところもあるので、プラットフォームのルールの範囲内で運営することが大切です。
プラットフォームを分散させる
この名前と内容はほとんど同じだけどちょっとだけ変えて複数アカウント同時運営する作戦は、できれば異なるプラットフォームを利用することをおすすめします。
その理由は以下の通りです。
プラットフォームが永遠に存続するとは限らないから
プラットフォームといえども人間が運営する一つのコンテンツにすぎません。
プラットフォームそのものが進化しようとしない限り、永遠に存続することはありません。
例えばSNSですが、2010年頃の日本ではSNSといえばミクシーでした。
今もっともユーザー数が多いInstagramを使っている人などほとんどいませんでした。
ミクシーは今でもありますが、2022年現在において集客目的として使うのでしたらミクシーよりもInstagramを使う方が圧倒的に集客できるということは言うまでもありません。
そのため、2010年の時点ではミクシーをメインで使っていた人も、12年後もミクシーのみを使うのではなく、破竹の勢いで伸びているInstagramも併せて使うことが、生き残れる鍵になります。
プラットフォームからの規制がかかる可能性があるから
もう一つの複数のプラットフォームに分散して運営した方がいい理由は、プラットフォームが規約などを改変し、今やっているビジネスが規約違反とされ、そのプラットフォームで生き残れなくなる可能性があるからです。
例えば、2020年より前にマスクを専門に取り扱うせどり(転売ビジネス)をメルカリで開始していて、結構儲かったとしても2022年現在ではすでに閉業しているはずです。
なぜなら、新型コロナウイルスの影響でマスクの供給がひっ迫して、メルカリが手作りマスク以外のマスクを取り扱うことを禁止したからです。
それまでマスクの転売で生計を立てていた人からしたらモノを売るプラットフォームを失ってしまったわけです。
こうならないためにも、複数のプラットフォームでアカウントを運営することが大切です。
プラットフォーム分散の例
例えばクラウドソーシングを利用してビジネスをしているなら、
クラウドワークス
など、類似するプラットフォームにできる限り登録しましょう。
せどりならば、
などといった感じです。
ベストは自分のサイトを持つ
ベストなのは、プラットフォームに依存することなく、自分のサイトを持つことです。
自分のサイトを持ってしまえばプラットフォームの流行り廃りや、規約の変更に怯えることなく好きに運営することができます。
また、自分のサイトで売上が作れるなら、手数料も最大限抑えることができます。
プラットフォームを利用すると、多くの手数料を取られます。
例えばココナラなら、サービスが売れたとして22%引かれます。
クラウドワークスの場合は、報酬額に応じて手数料が異なります。
クラウドワークスの報酬額 | システム利用料 |
20万円超の部分 | 5% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式での場合 | 20% |
つまり、10000円で仕事を取れたとしても、20%前後引かれてしまうので、こちらに入ってくるのは8000円前後になるわけです。
さらに税金が別途かかるわけですから、実際に手元に残る金額は10000円からはだいぶかけ離れた金額になります。
その点、自分で決済まわりを準備すれば手数料が格安ですみます。
前述の10000円で販売する例では、銀行口座なら振込手数料をお客様負担にしてしまえば、10000円で販売したら10000円が入ってきます。
クレジットカード決済を導入したいなら、PayPalやStripeが特別な審査なしで即日導入することができます。
PayPalは初期費用、月額手数料は全て無料。
決済手数料として、月間の売上高が1000万円を超える場合は支払いの受け取り1件あたり2.9%+40円。30万円以下の場合は3.6%+40円です。
銀行口座への引き出し手数料は5万円未満の場合は手数料が250円かかりますが、5万円以上なら無料です。
Stripeも初期費用、月額手数料は無料、決済手数料が3.6%です。
例えば10000円の商品をお客様がクレジットカードで支払った場合、3.6%だけが決済会社に引かれて、残りは全部もらえることになります。
つまり、10000円×(1-0.036)=9640円もらえるわけです。
プラットフォームに依存するのと、自分のサイトを持つのとでは、利益率がまったく違います。
【関連記事】決済代行のStripeで一時入金停止(凍結)を食らったときの対処法
まとめ
副業をするにしても、1つのアカウントだけで運営していると、アカウントBAN等のリスクが伴います。
そのため、1つのアカウントだけで運営するのではなく、複数のアカウントを運営することをおすすめします。
最初のうちはプラットフォームを利用して稼ぐのが手っ取り早いですが、手数料が高いので、ある程度売り上げが立ってきたら自分のサイトを持つことをおすすめします。
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