ネットを見ていると、残念ながら、FIREを胡散臭いものと感じている人も少なくないようです。
結論からいうと、全く胡散臭いものではありません。
FIREは誰にでも再現性のあるものです。
洗脳された日本人
FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの頭文字を取った言葉で、経済的独立による早期退職を意味します。
つまり、お金持ちになって、会社をさっさと辞めて不労所得で暮らしましょうということです。
これを胡散臭いと感じる人の気持ちもよくわかります。
日本人の多くには、定年まで働くのが常識と思われているからですね。
僕もFIREについて本格的に学ぶまでは、胡散臭いとまではいかなかったものの、
自分には関係のない話だ
と思っていました。
なぜこう思ってしまうのかというと、日本の教育が悪いといえます。
日本人は幼いころから、
大人になったらお爺さんになるまで働きなさい
というふうに教育されてきました。
というか日本国憲法に
教育、勤労、納税
を三大義務としています。
つまり日本人なら働かなければならないという洗脳を子どもの頃からさせられているのです。
もちろん一生涯勤労しなければならないわけではないですが、お役人の考えとしては、
国民には働いてもらわないと経済が回らない
不労所得者が多数になってしまったら誰も働かなくなる
そう考えたから、義務教育で投資や資産運用をほとんど教えなかったんだと思います。
でもこういった悪い教育の結果、先進諸国に比べ日本人のマネーリテラシーの低さが近年問題視されるようになりました。
ようやく2022年から高校の家庭科の授業で「資産形成」が盛り込まれることになりましたが、正直家庭科ってそこまで真剣に授業を聞いている生徒はいない気がしますし、義務教育では教えないとなると、日本はいまだ先進国に比べて投資に対しての教育が遅れに遅れているなと思います。
国がこんな感じだからFIREが胡散臭いと感じている人が多いのも無理はありません。
お金じゃなくて時間を大切に
FIREを多くの日本国民が受け入れるようにするには、義務教育の内容や憲法そのものを少々変えないといけないかと思います。
もちろん僕は働くことを悪だとは思っていません。
働かなければFIREに必要な投資の種銭は作れませんからね。
ただ、FIREを生きる上で一つの選択肢としてもっと受け入れられてもいいんじゃないかと思います。
なぜなら、生きる上で最も大切なのはお金ではなく、時間だからです。
せっかく結婚して家族を持ったとしても、仕事に追われるような生活をしていたら、家族と過ごせる時間は限られてしまいます。
人によっては家族よりも会社の人と一緒にいる時間の方が長いなんて言う人もいると思います。
僕はそれが嫌でたまりません。
家族と1秒でも多くの時間を過ごしたいし、1秒でも自分の好きな時間を持ちたいと思っています。
だからFIREを本気で目指すことにしました。
誰でも再現性がある
とはいえ
FIREはハードルが高い・・・
と思い込んで前に進もうともしない人がとても多いと思います。
でも実はそうでもありません。
時間はある程度かかりますが、平均年収くらいの人でもFIREを達成しているというケースも珍しくないのです。
「隣の億万長者」という本によると平均的な収入な人が倹約を重ね、かつ投資をすることで億万長者となると書かれています。
その生活を見てみると世間一般の億万長者のイメージとは異なり、ただの倹約家にしか見えないとのことです。
一般的に僕らがイメージする億万長者は、
- タワマン
- フェラーリ
- 高級時計
みたいな感じですが、そんな人は億万長者の中ではごく一部なんだそうです。
むしろこのような
お金持ってますよ
アピールしている人の方が、お金を入ってきた分だけ使ってしまうのでカツカツの生活をしていて、将来的には貧乏になる人が多いそうです。
倹約と投資をしっかりやれば、誰でもFIREできる可能性は十分にあります。
15年で4600万円に
実際にシミュレーションしてみましょう。
初期投資額100万円で、年利6%、積立額月15万円で15年運用した場合、資産は4600万円になります。
もちろん毎月の積立額をもっと増やせば、もっと短期間で4600万円の資産を手にすることができます。
運用資産が4600万円になれば、そのうちの4%だけを取り崩したとしても年間約180万円自由に使えるお金を手にすることができます。
年間180万円あれば、月間で15万円ほどになりますので、田舎で一人暮らしなら働かなくても何とか暮らしていけます。
もちろん家族がいる人ならもっと資産が必要になりますが、夫婦2人で積み立てるお金を出し合ってFIREを目指せば、1家族でFIREすることも全然不可能ではない話になります。
月15万円の収入出たりないと感じるのであれば、副業などで補充すれば生活するに十分なお金を手にすることができるはずです。
上記の計算はこちらのサイトで算出したものなります。
【関連記事】投資した資金を1円も減らさずに引き出す方法
https://kameo.site/deguchi/190/
積立投資額を増やせば増やすほど早くFIRE
前述の例で、積立金額を月15万円運用した場合を考えましたが、
月15万はさすがに無理だ。。。
と思った人も少なくないと思います。
でも平均的な収入の人なら不可能ではありません。
まずは節約を徹底し、副業をすることです。
副業はFIRE達成したあとも続ければ、より余裕のある生活が送れますので、FIREを目指している時点からやっておくことをおすすめします。
詳しくはこちら
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究極の生き方
FIREとは、経済的自立による早期退職を意味するものですので、確かに不労所得で生活するという意味もあります。
でもFIREは、自由に人生を満喫する究極の生き方だと僕は思います。
僕が目指しているのは完全なFIREではなく、セミリタイアです。
つまり会社を辞めた後も、ちょっと副業をやるつもりです。
1日3~4時間、あとは自由。
物価の安い国に短期滞在しながら好きに生きるのが夢です。
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