僕は都内のIT企業で管理職をしていますが、上司と部下の板挟み状態でよくストレスを抱えています。
特に僕の下には二桁の人数の部下がいますので、全員が思い通りに動いてくれるわけではありません。
特に困るのが「指示待ち人間」です。
つまり自分で考えて動こうとしない部下です。
その問題を解決したくて『自分の頭で考えて動く部下の育て方』という本を読んだんですが、結論からいうと
指示待ち人間にしてしまったのは僕が悪いということに気づきました。
本記事では『自分の頭で考えて動く部下の育て方』を読んで気づいたことと直したこと、部下への接し方について書いています。
指示待ち人間がうまれる理由
そもそもなんで指示待ち人間がうまれるのかというと、
上司が細かく指示をしすぎて、部下が怒られないように動くようになってしまうから
です。
指示待ち人間のすべてが自分の頭で考えられないわけではありません。
自分で考えて答えを出して行動しても、上司に否定され怒られるから指示どおりにしか動かなくなってしまっただけなんです。
もちろんまったく指示をしないのは上司として仕事をしていないのも同然です。
でも部下が不完全な仕事をしたことに対して、頭ごなしに怒るのは間違っています。
部下が仕事をしてくれたことに感謝し、不完全なものを一緒になって完全なものにブラッシュアップしていってあげるようにすることが大切です。
部下にマウントを取ろうとするな
自分が部下だったころ、上司から評価を取ろうと自分の成功体験をアピールしていたと思います。
でも自分が管理職になって、よく一緒に仕事をするのが部下になったときに、自分の成功体験を部下にアピールしマウントを取ろうとするのは間違っています。
以前の僕がこうでした。
俺はこの仕事でこれだけ成果を出した
今考えると最悪な上司ですね(笑)
部下は以下の2つに分かれます。
- 上司のお手本通りにやろうと努力をする人
- 「自分には無理だ」と諦めてしまう人
部下に対して仕事をマウントを取ってしまうと、後者しか生み出しません。
上司の仕事は自分が仕事をするのではなく、部下に仕事をさせることです。
能力で張り合って、部下のやる気を削いでしまっては仕事を奪っているようなものです。
丁寧に仕事を教えすぎると仕事への情熱を奪うことに
だからといって、部下にめちゃめちゃ丁寧に仕事を教えればいいっていうもんじゃありません。
人は、自分で考えてやったことで達成感を得られます。
それが自信につながり、熱意へと変わっていきます。
上司が部下より先回りに指示をしてしまうと、自分で考える力が身につかなくなります。
そして最終的には指示待ち人間へと変わっていってしまうのです。
自発的に動ける部下を作る方法
まず
これわかる?
というように、誰でも簡単にこたえられるような質問をあえて部下にしてみます。
上司が手本を見せ、一回転だけ部下にやってもらいます。
この時、間違っていてもすぐには指摘しないようにします。
こうすることにより、部下が忘れている点がないか自分でチェックするようになります。
作業を終えたら本当に忘れているものはないかを部下に確認させます。
この時、上司はその場を離れ部下にやってもらうことが大切です。
上司の目による緊張から解放してあげるためですね。
最終的にできをチェックし、
これでよし、ありがとう
と部下に感謝を伝えます。
部下は上司からどう思われているか常に気になるものです。
こまめにほめたり感謝を伝えてあげましょう。
このようなことを行っていった結果、以前よりは部下が自分で考えて行動してくれるようになりました。
まあ僕は来年くらいにFIREするつもりなので部下とか上司も正直どうでもいいんですが、少なくとも会社にいる間はまじめにやって、ボーナスをしっかりもらってからFIREしようと思っています。
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