オミクロン株が猛威を振るっています。
2020年のコロナショックみたいに株価がまた暴落するんじゃないか…
と思った人もいると思います。
しかし、そんな心配はする必要はないと思います。
むしろこれからコロナ禍は終わりを迎え、巣篭もり需要は縮小していき、旅行需要などコロナ禍で縮小を余儀なくされていたビジネスが再び拡大していくはずです。
ただ2022年は利上げが行われるので、インデックスファンドなど米国株全体だけに投資している人は、それだけではお金を増やすことは難しい1年になると思います。
【関連記事】2022年の米国株インデックス投資は儲からない?-2022年のお勧め投資法について
コロナ禍は間もなく終わる
通常、ウイルスは変異すればするほど感染力は強くなります。
その一方で、毒性は弱くなっていきます。
そのため、これからはどんどん新型コロナウイルスも脅威ではなくなっていき、インフルエンザ程度の認識でしかなくなるはずです。
つまり、コロナ禍は間もなく終わりを迎えようとしています。
巣篭もり需要も終わる
コロナ禍が終われば、人々は外に出るようになります。
今まで感染することを恐れて外に出ることを控えていた人は外に出るようになり、国も外国人の入国をどんどん緩和していくので海外旅行者も増えていきます。
言い換えれば、コロナ禍では家に閉じ込められていたので家にいながらも快適に過ごすための巣篭もり需要が拡大しましたが、コロナ禍が終わればどんどん人が外に出ていってしまうため、巣篭もり需要は縮小していきます。
例えば、コロナ禍ではZoomを使って会議することが流行りましたが、実際に出社したり取引先に行って打ち合わせをする機会が増えるようになればもうZoomは使わなくなります。
実際Zoomの株価はどんどん下がってきていて、ピーク時の半値以下まで暴落しています。
コロナの影響で暴落していた銘柄が回復
一方で新型コロナウイルスの影響で利益が激減していた銘柄はどんどん回復してきています。
つまり2022年は、企業自体の価値が下がったわけではなく、新型コロナウイルスという第三者的要因の影響で収益率が下がってしまったバリュー株が強い1年になると思います。
逆に巣籠り需要銘柄は弱くなる1年になると思います。
売った銘柄
そのため僕も以下の個別銘柄を売りました。
- アップル(AAPL)
- クアルコム(QCOM)
- ヴァンエック半導体ETF(SMH)
アップル(AAPL)
言わずとしれた時価総額世界一の超優良企業ですが、巣ごもり銘柄の代表格といってもいいでしょう。
2022年のお正月から時価総額が3兆ドルになったというニュースで世間を驚かせましたが、巣ごもり需要の縮小と利上げ開始が重なる2022年は期待できないと思い、すべて売りました。
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クアルコム(QCOM)
主にスマホなどに使われる半導体の会社です。
株価は上がり続けていますが、巣ごもり需要の縮小を考慮し、すべて売りました。
ヴァンエック半導体ETF(SMH)
これも半導体ですが、クアルコムと同じ理由で売りました。
買った銘柄
一方で買った銘柄は以下の通りです。
- カーニバル(CCL)
- デルタ航空(DAL)
- バンガード・エナジーETF(VDE)
カーニバル(CCL)
豪華客船の運航会社です。
クルーズ産業は、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックになるまでは安定成長してきました。
企業価値そのものが下がったわけではなく、新型コロナウイルスの影響で利益があげられなかったわけですから、コロナ禍が終わるのであれば株価もコロナ前の水準以上に戻ることは明白です。
デルタ航空(DAL)
僕も海外に行ったときに何度も乗ったことがありますが、アメリカの三大航空会社のうち最も財務状況が良い会社です。デルタ・エアラインズのハブであり、本社があるハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港は、世界最多の発着回数を誇ります。
デルタ航空株はすでに持っていましたが、今回売った銘柄で得た資金で買い増ししました。
こちらもカーニバル同様、新型コロナウイルスのパンデミックが株価を押し下げる大きな要因だったため、コロナ禍が終わるのであればコロナ前のとき以上に成長する可能性が高いと思います。
バンガード・エナジーETF(VDE)
自動車や飛行機、船舶などの燃料は世界各国で行われたロックダウン(都市封鎖)による移動制限や、経済活動の停滞による需要減の影響を強く受けました。さらに2020年3月からは原油価格が低迷し、収益低下や将来の不透明性が生じていました。
しかしその後の急速に伸びた消費にエネルギー生産が追いついていません。
また、地球温暖化防止のために世界的に脱炭素の動きが活発化し、化石燃料への規制強化が影響したのもエネルギー不足の一因になり、エネルギー・セクターが回復傾向にあります。
また、過去のデータによれば、インフレ時にはエネルギー株が実績を上げる傾向にあることがわかっています。
2022年1月現在、米国は2%のインフレ率目標に対し、6%以上で推移していますから、現在は明らかなインフレですから、しばらくは投資妙味があると思います。
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