実は僕の妻は脱毛症に悩んでいます。
今までは薬の力に頼って、脱毛を最小限に食い止めていたんですが、強い薬なので身体への負担が大きいことで、ここ最近悩んでいました。
医師に相談したところ、植毛という選択肢があるとのことでした。
脱毛症、特に女性の場合、心の負担は計り知れないもので、相当辛いものだと思います。
そこで僕は妻に植毛手術代として100万円を援助することにしました。
植毛は大掛かりな外科手術
植毛はCMなどでもたまに見かけるので認知はされてはいますが、それがどのように行われるのかは知りませんでした。
でも今回の件で、植毛は大変な外科手術だということを知りました。
僕の妻は「自毛植毛」という方法でおこなうことにしたんですが、施術当日に、自分の髪の毛から、生えてても生えてなくてもわからないような後頭部などから自毛を採取します。
取った自毛を、施術したい部分に一つ一つ植え付けていくという流れです。
この手術にかかる時間は、範囲によって異なるそうなんですが、短い場合で3時間、長い場合は7時間ほどかかるのだそうです。
自毛植毛なら抜けても生えてくる
こんな大変な手術をしても、また抜けたら意味がない
と思う人もいると思いますが、自毛植毛は毛根ごと移植するので、基本的には抜けてもまた自分の髪の毛として生えてくるのだそうです。
大金をかけて大掛かりな外科手術をしてまで植毛する人が多いのも納得です。
お金は貯めるだけではダメ
妻の植毛手術は100万円かかりましたが、手術自体はこれからなので、手術した結果どうなるかはまだわかりません。
でもこれで妻が生きていく上で辛くなくなるのなら、これが最良の選択肢だったと思います。
FIREを目指していると、
少しでもお金を貯めなきゃ
というプレッシャーを感じることがあります。
もちろん、一日でも早く経済的自立を達成するためには、節約できるところは節約した方が有利です。
しかし、
「これを解決しないと人生が辛くなる」
ようなことはある程度金を積んででも解決すべきだと思います。
男性でも今まで髪がふさふさだった人がどんどん脱毛していったなら、精神的に辛いと思います。
女性ならなおさらです。
自分のFIRE達成が数か月遅れるか、大切な人が辛く苦しんでいるのを見続けるか、どちらを取るかです。
お金を貯めたところで幸せでないなら、本末転倒だと思います。
欲望を満たすのと幸せになるのは違う
じゃあ飲み会を我慢するのは辛いから、毎日飲みにいきます!
というのはまた違う話だと思います。
なぜなら、単に欲望を満たすだけの支出は浪費であり、意味のない支出だからです。
意味のある支出は、自己投資に繋がるものです。
妻の植毛手術代の支出は、ある意味自己投資だと思っています。
なぜなら、10年後に
「植毛手術受けてよかったね」
と笑えることが想像できたからです。
自分の話を聞いてほしいだけの飲み会は、10年後に
「あの時飲み会してよかったね」
とは想像できないことの方が多いはずです。
もちろんすべての飲み会を否定しているわけではありません。
自分よりお金持ちの人や、自分より地位の高い人が集まる飲み会なら積極的に参加するべきだと思います。
なぜなら、周りにいる人が自分よりお金持ちばかりなら、自分もお金持ちになれるからです。
人間にはミラーニューロン細胞といういう神経細胞があります。
ものまね細胞なんて呼ばれることもありますが、ミラ―ニューロン細胞が働くことにより、一緒にいる人のことをマネするようになります。
つまり、自分よりレベルの高い人と一緒にいれば、その人の言動を真似るようになるので自分のレベルアップにつながります。
逆に、自分よりレベルの低い人と一緒にいると、レベルの低い人の言動を真似るようになるので、自分のレベルダウンにつながります。
ただ自分の話を聞いてほしいだけの飲み会は、一時の欲求を満たすだけの無駄遣いであり、10年後には誰と飲んだのかもよく覚えていない本当の無駄な支出でしかないのです。
まとめ
FIREを目指すならば、お金の使い方をよく考えて本当に必要な出費か、そうでないかを見極める必要があります。
その出費が将来的にプラスになるものだけにお金を払うようにしていけば、良いお金の使い方ができるようになると思います。
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