FIRE達成するためには、貯金と投資の割合を考えなければならないですが、僕は銀行口座に100万円だけ残しておいて、それ以外は全額投資するようにしています。
FIRE達成のカギは貯蓄率
なぜそうしているのかというと、FIRE達成のカギは貯蓄率にあるからです。
上記のグラフは、FIRE本として世界一売れているといっても過言ではない『FIRE最強の早期リタイア術』という本に掲載されている貯蓄率とリタイアまでの年数の相関図です。
貯蓄率が5%の人はリタイアまで40年以上かかりますが、貯蓄率が60%を超えるとリタイアまで10年もかからないということがわかると思います。
つまり、今30代でも貯蓄率60%以上で生活すれば、理屈上は40代でFIREできてしまうのです。
FIREの目安は年間支出の25倍の資産
ではFIRE達成にはどのくらいまで貯蓄すればいいのかというと、目安としてよく言われているのが年間支出の25倍です。
そのお金を米国株などに投資をすると、年間で資産が5%〜10%増えるので、そのうち4%だけを取り崩して生活すれば、一生資産を減らすことなく、不労所得だけで暮らしていけるというのがFIREの考え方です。
例えば年間支出が200万円なら、25年分の資産は5000万円必要です。
その5000万円を投資し、5%増えたら5250万円になります。
そのうちの4%を取り崩すと210万円です。
210万円使ったところで、40万円増えている状態です。
2年でFIRE
僕のFIRE達成目標は5000万円なのですが、早ければ2022年内には達成できる見通しです。
2021年に5000万円でサイドFIREすることを目標に立てて、初期投資は1000万円でしたが、約一年で資産が3000万円まで増やすことができました。
どうしてここまで急激に資産を拡大できたのかというと、投資よりも副業に全力を注いだからです。
副業での所得が本業での所得よりも増えても、生活水準を上げずに貯蓄率を上げられるだけ上げた結果だと思っています。
納税のことを忘れないように
僕の場合は、銀行口座に100万円だけを残して残りの全額を投資するというスタイルでやってきていますが、副業などで所得が増えすぎた人は注意が必要です。
なぜなら、税金の納付期限に
税金として納める現金が手元にない…
なんていうことが起こり得るからです。
投資した資産を取り崩せば払える状態ではあるんですが、株価が暴落している最中だったら結局のところ損してしまいます。
実際僕も、年末くらいから確定申告の準備を始めて、2月の頭くらいに納税額が分かったんですが、その金額が300万円以上だったため銀行口座に現金が足りないという事態が起こりました。
しかも資産のコアに据えているS&P500インデックスや全世界株インデックスは、年初から暴落した状況にあったので、今は投資した資産を取り崩したくない状況でした。
そのため、毎月末から月の初めには必ず投資をしてきたのですが、今は投資できない状態で現金を必死に貯めているところです。
こうならないためにも確定申告の準備は早めに行い、いくら納税しなければならないのかを把握しておくべきです。
まとめ
貯蓄率を増やせば増やすほど、FIRE達成にかかる時間は少なくてすみます。
特に貯蓄率60%以上だと、10年以内にFIREを目指せるので、今30代だとしても40代でFIREも夢ではありません。
しかし、税金のことを考慮に入れずに貯蓄をすると、税金の納付期限が近づくにつれてとても焦ります。
適切な金額を貯蓄と投資に回すようにしてください。
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