自分でビジネスをやっている人はいかに節税するかで毎日試行錯誤していると思います。
僕も僕一人の会社を経営していますが、法人で生命保険に加入することは節税につながるそうです。
僕の会社は、事業内容からしても経費として認められるようなものがあまりないので、税理士からも
飲食くらいしか経費として認められないでしょう
との見解でした。
とはいえ、せっかく税理士までつけて法人化したのにあんまり節税できないというのは何とも世知辛いので、何とかならないものかと税理士が提案してきた方法が、法人としての生命保険への加入です。
どんな業種でも合法的にしかも資産をほぼ減らすことなく節税できる手段の１つだそうです。
そこで先日、僕の会社が生命保険に加入しようとしたんですが、僕がうつ病の治療をしているという理由で加入することができませんでした。
保険料の4割を経費にできる
そもそもなぜ法人として生命保険に加入することが節税になるのかということなんですが、保険料の4割を経費にすることができるからです。
例えば保険料が月々20万円だとしたら、
20万円×40％＝8万円
を経費とすることができるのだそうです。
解約時にほとんどの保険料が戻ってくる
とはいえ、
毎月20万円払っていたとしても、保険金がおりる時は自分が死ぬときなんだから、毎月20万円無駄にしているようなものじゃないの？
と思った人も多いかと思います。
もちろん保険金がおりる時は自分が死んだときになりますが、掛け捨てではないタイプの保険であれば、保険期間が長ければ長いほど解約時に支払った保険料のほとんどが返ってくる仕組みです。
もちろん全額ではないようなんですが、法人税が毎年30％のほかに、所得税や住民税のことを考えれば、保険料の一部を経費にできて数年後に大半が戻ってくるというこの仕組みを使うことにより節税効果は大いに期待できると言えます。
退職金として使える
日本っていうのは世知辛い国で、残酷にも退職金にもしっかり課税してきます。
計算方法が複雑なのでここでは詳しく書きませんが、やはり退職金が多ければ多いほど多くの税率が課せられるようです。
法人で加入する生命保険の場合、今迄支払った保険料よりも解約払戻金の方が多くなった場合は課税されますが、そうでない場合は非課税とのことなので、法人で加入する生命保険を退職金の積立目的で使う会社も多いようです。
うつ病という理由で入れなかった
ここまで法人で加入する生命保険のメリットを力説してきましたが、結局僕は加入できませんでした。
その理由は、うつ病の治療中だからということでした。
どうやらこれはすべての生命保険がそうだというわけではないようなんですが、日本生命のスーパーフェニックスという商品に関してはうつ病の治療を受けている人はお断りとのことです。
ただし、うつ病が完治してから5年以上経過している人だったら加入できるということでした。
僕は毎月うつ病と不眠症の治療のためにメンタルクリニックに通院しているので、ダメだったというわけです。
確かに生命保険ですから、保険者が自殺するリスクがないわけではないので仕方ないのかなと思います。
格闘家も生命保険に入れないという話を聞いたこともありますし、やむを得ません。
今回、日本生命のスーパーフェニックスへの加入は断念しましたが、すぐに税理士事務所から電話があり、ほかの保険会社の商品なら加入できそうということなので、今はそちらで再検討しているところです。
まとめ
法人として加入する掛け捨てではない生命保険などは、保険料の一部が経費になるだけでなく、解約払戻金が支払った保険料より少ない場合は税金がかからないので、そのまま法人の銀行口座に現金で預金しておくよりもはるかに節税効果があるようです。
しかし持病などがある場合は加入できない商品もあるようなので、自分が入れる商品かどうかよく確認する必要があります。
コメント