この記事を書いている2021年11月末現在、危機的なインフレ状態になりつつあります。
このままハイパーインフレとなってしまった場合、現金で持っている資産価値は数分の1程度にまで下がってしまう可能性があります。
それを回避するには投資をするべきです。
目標の3倍以上の物価上昇率
特に10月のアメリカの物価上昇率は6.2%と、31年ぶりの高い数値でした。
中央銀行は物価上昇率を2%目標にしていますから、これは異常な数値です。
このコロナ禍でずっとFRBは大量のお金をばら撒き続けてきました。
未曾有の疫病で多くの人が仕事を失ったのでお金をばら撒くこと自体は間違ったものではなかったと思います。
だからといって経済がずっと停滞していたかというと、そうでもありませんでした。
こちらはS&P500のチャートですが、コロナショックで2020年3月に暴落していますが、半年もしないうちにコロナショック前の水準まで値を戻しています。
だからといって必ずしも経済が正常化したとは言い切れない部分はあったと思いますが、いくら何でもテーパリングの開始時期は遅すぎだと思います。
貧富の格差が拡大
このばら撒かれたお金で最低限の生活を送れるようになった世帯ももちろんいます。
ですがコロナ禍でも仕事やお金に困ることがなかった人たちは、ばら撒かれたお金は生活のために使う必要なんてありませんから、投資に回しました。
その後株価は上記のチャートの通り異例の速さで回復し、投資した人とそうでない人の貧富の格差を拡大されるきっかけになりました。
つまりお金がばら撒かれたことにより、仕事もお金もなくなった人からして見たら何とか生活を送れる水準を維持できた一方で、お金を持っていて投資をしている人から見たら一気にお金を増やす結果につながったのです。
この2年間だけでも投資する人としない人との間で相当な格差が生じましたが、インフレが拡大すればもっとその差は拡大することになります。
100万円が4500円の価値にもなりかねない
FRBは
物価上昇は一時的
と主張し続けていますが、6.2%という数値はどう見ても異常な数値であり危険だと思います。
国内外の中央銀行は、物価上昇率2%を目標に掲げています。
2%が経済成長をする上で最もちょうどいい数値だからですね。
6%は通常の3倍の数値ですから、「物価上昇は一時的」と言えるレベルの数値ではないのです。
もしこれからも物価上昇率が下がらなければ、ハイパーインフレになる可能性も出てきます。
ハイパーインフレとはその名の通り、異常なインフレの状態のことを言います。
例えば今100円で買えるお菓子が1万円払わないと買えないような状態です。
いやいやいくらなんでもそんなことありえないでしょw
と思った人もいるかと思いますが、実は日本でも戦後ハイパーインフレが起きたことがあります。
1934~36 年の卸売物価ベースでみた場合1949 年までに約220倍になりました。
つまり、100円で買えたものが15年後には22000円払わないと買えなくなるなんてことが起きたのです。
言い換えれば、100万円の貯金があったとしたら15年後には220分の1の価値になってしまったということです。
つまり同じ100万円でも15年後の価値は、実質約4500円くらいの価値になってしまったのです。
急激な物価上昇はこのような惨劇を招くことになるのです。
現金よりも投資
万が一ハイパーインフレになってしまった場合はどうすればいいのかというと、投資をすればいいんです。
これは日本でハイパーインフレが起きた期間の株価推移を表したグラフですが、仮に1934年頃に投資していたとすると、1944年には2倍近くまで株価が上がっています。
1950年には1934年頃と比べて2割近く下がっていますが、その後4倍近く上がりました。
つまり、現金でしか資産を持っていなかった人は資産が220分の1になってしまっていた一方で、株で持っていた人は悪くても2割程度しか資産価値が下がらなかったどころか、そのまま寝かし続けていたら4倍に増やすことができていたのです。
まとめ
2021年11月末時点での物価上昇率は非常に高いです。
FRBはコロナ禍でお金をばら撒きましたが、引き締めるタイミングが遅すぎたというのが一つの要因だと思います。
もしハイパーインフレになってしまったら、現金の価値はほとんどなくなりますから、まだ投資していない人は今のうちから投資を始めることをおすすめします。
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