僕はTwitterもやっているのですが、投資初心者さんが
投資の知識を分けてください!
という内容のつぶやきをしているのをよく目にします。
残念ながらこのような人はFIREできない可能性が高いです。
都合の良い情報しか収集できなくなる
多くの人は自分にとって都合の良い情報しか収集しようとしません。
逆に都合の悪い情報は収集しないようとします。
これを心理学的には「確証バイアス」と言います。
正しい判断ができなくなる
確証バイアスが働くと、結論しか見られなくなります。
そうなると、正しい判断ができなくなります。
例えば、友人から
FX取引はめちゃめちゃ儲かるよ
と、FX取引を勧められたとします。
友人からは
損をすることもあるけど、平均的には一ヶ月で5万円くらいは増えてる
と、友人は損をすることも一応伝えてはいますが、ここだけ切り取ると聞いてる側としてはまるでFX取引をすれば必ず儲かると錯覚してしまいます。
実際に「FX取引は儲かる」という知識だけがある状態でFX取引をすると、全然勝てないという状態に陥ります。
「損をすることもあるけど」
と言われたときに、
- 具体的にはどのくらい損をする可能性があるのか
- 損失を回避策はどうしてるのか
をあわせて聞いておけば結果は全然違ったかもしれませんが、「儲かる」という認識なのにもかかわらず全く儲からないから、
おかしいな
と思いつつも
でも友人は儲かってるからもうちょっとやってみよう
とズルズル続けて損失額を増やしていってしまうのです。
実はこれは僕の実体験です。
【関連記事】自分の判断で投資しないと騙されて資産を失う危険性大‐他力本願投資は絶対NGな理由と対策
だからといってネット記事にすべてをゆだねるのもおすすめできません。
ネット記事は嘘の情報も多いです。
Googleも非常に高性能のAIで悪質な情報は検索上位に表示されないように努力してはいますが、追いついていません。
ネットには誰でも情報をアップロードできるので一日で何億もの情報が公開されます。
いくらGoogleでも悪質な情報すべてを排除することは難しいのです。
ではどうすればいいのかというと、本を読むことをお勧めします。
本であれば出版社を通して情報が公開されるので、一定のファクトチェックが入ります。
万が一自分の会社で出した本が嘘だらけだった場合は、取り返しのつかないことになりかねませんから、本の方がネットよりも一定以上の信頼性はあります。
知識は本から得る
本なら体系的に学ぶことができるので、自分にとって都合の良いこと、都合の悪いこともすべて知ることができます。
本の内容を丸ごとインプットしてしまえば、どれが自分にとって都合が良くて都合が悪いのかの線引きをしなくてすむので、確証バイアスに陥ることも少なくなるのです。
例えば株式投資の入門書であれば、初心者は必ず知っておくべきことが全般が書かれているはずです。
メリットだけでなく、デメリットもしっかり書いてありますので、本ならそれらを1冊で学ぶことができます。
おすすめの株式投資入門書はこちらです。
投資、株の仕組みなど、基礎となる部分を図解をまじえて説明してくれているので、株全般の知識を知りたい人におすすめです。
要約動画よりも本を実際に読む
最近Youtubeでは本を要約しているチャンネルも多くあります。
ですが本代を節約したいがために、本の要約動画しか見ないというのはおすすめできません。
もともと本は数百ページにわたって書かれているものです。
それをわずか10分程度に凝縮して解説しているので、体系的に学ぶということは難しいです。
なぜなら、動画を作っているクリエイターさんの視点で、クリエイターさんが重要だと思ったことを10分程度にまとめて解説しているものなので、その本の筆者が最も言いたいことが抜けている可能性もあるからです。
それこそ、動画を作っているクリエイターさんが確証バイアスに陥っている可能性だってあります。
そもそも動画を作っているクリエイターさん自身が本を読んでいない可能性だってあるわけです。
体系的に学ぶという意味では、自分でしっかりと本を丸ごと読むことをおすすめします。
本の要約動画は決して悪いわけではありません。
僕は次に読む本の参考のため、もしくは以前読んだ本の内容を復習するために見ることが多いです。
ただ決してそれだけで学んだつもりにはならずに、動画を見て気になったら実際に本を読んでみることをお勧めします。
ネット記事は補足する目的で使う
本を何冊か読んで、実際に投資をする段階に来たとしても、まだ分からないことは必ず出てきます。
そういった時に初めてネットで情報を収集することをおすすめします。
ネットの情報は断片的なものが多いので、体系的に学びたいのであればネット記事から学ぶということはおすすめできません。
ですが、断片的だからこそ、断片的にわからない部分を補足する目的で使う分には最適です。
前述のとおりネット記事は嘘も多いので、あくまでも本で学びきれなかった部分や少しわかりにくかった部分を補足する目的で使いましょう。
まとめ
投資の知識は本で体系的に学び、本を読んでもわかりにくかった部分を補足する目的でネットの情報を頼るようにしましょう。
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