僕はこの度晴れてサイドFIREすることになりましたが、5月25日が最終出勤日の予定でしたが会社との話し合いの末、4月30日が最終出勤日となりました。
いざサイドFIRE達成直前となると、急に寂しくなるものです。
実際僕も今は卒業式を迎える気分とほとんど同じです。
だからといって退職日を先延ばしにするのは間違っていると思います。
ワンモアイヤー症候群
会社を辞めてもいいけどやっぱり寂しいなあ
あと一年だけ働いてみようかな
と、会社を辞めると決めた直後にこういったためらいを感じて、辞めるのをどんどん先延ばししようとすることを
ワンモアイヤー症候群
というそうです。
僕も上司に会社を辞めることを言った日は、とてつもなく憂鬱でした。
そのため、
やっぱり今日は上司が忙しそうだから明日言えばいいかなあ
なんてためらったりもしました。
実際、上司に会社を辞めると言ったあと、なかなか平常心に戻ることもできませんでした。
だからといって、どんどん会社を辞めるのを先延ばしにしたら、たぶん一生会社を辞めることはできませんから、勇気を振り絞って言いました。
人生で何を優先したいかで決めればいい
あと一年、あと一年
と退職する日を先延ばしにしてはいけないわけではありません。
一番どうしたいのかは自分で決める以外にはありませんからね。
会社でまだ働きたい!
会社で働くことに生きがいを感じているので、辞めたら不幸になる!
という人なら無理に会社を辞める必要はありません。
ただ、FIREを本気で目指したいと考えていて、その達成目標に達しているのであれば、一日でも早く会社を辞めることをおすすめします。
僕は一番優先したいのは、家族との時間と自分自身の時間です。
会社で1日働けば、9時間〜10時間くらいは会社に時間を捧げなければなりません。
その時間を少しでも取り戻したいと思いFIREを目指していていたわけですから、もう会社を辞めても大丈夫だと確信できる状態になったのであれば、すぐにでも辞めた方がいいと思います。
会社以外のワンモアイヤー症候群の例
ワンモアイヤー症候群は、基本的にFIREの敵だと思います。
会社を辞められないことだけが、ワンモアイヤー症候群になりうるわけではありません。
例えば今住んでいるところよりも家賃が安くて、今よりも生活しやすい物件があるとするならば、一日でも早くFIREしたいならそこに引っ越すべきです。
また、車を持っていたけど乗る機会が大幅に減ったのであれば、一日でも早く売るべきです。
この家もいっぱい思い出があったから次の更新までは住もう
この車は乗らないけど、まだ乗ることもあるかもしれない
と、決断を先延ばしにすると維持費だけがかさんでどんどんFIREから遠ざかることになります。
実際僕は元プロミュージシャンだったので、機材を運ぶためにしばらく車を持っていました。
引退してからはほとんど乗ることも無かったのですが、それでも毎月の駐車場代、年に一回の自動車税、二年に一回の車検代は必ずかかります。
車を手放すときも、今回会社を辞めるときと同じように、とてもさみしい気持ちになりました。
色んな場所へ行ったこと、色んな会話をした車内、カー用品にも色々思い返すことがありました。
だからといって持っていてもお金だけが減っていくことには変わりありません。
一時の寂しさよりも、一生使うお金のことを優先して考えたら手放す以外に選択肢はありません。
FIRE達成を目指す人にとって、ワンモアイヤー症候群は敵以外の何物でもありません。
まとめ
会社を辞めるときはとても寂しい気持ちになります。
しかし、辞めてもまったく問題ない状態なのに辞めるのを先延ばしにするのは、とてももったいなくことです。
辞める決断はなるべく早く行い、新しい一歩を踏み出してください。
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