先日、電車の中でサラリーマン数人が会話をしていたのが聞こえてきたんですが、その内容が
プログラミングの勉強をしようか悩んでいる
という内容でした。
するとそのサラリーマンが
「プログラミングの勉強を始めるとしても、どの言語を勉強すればいいのか悩む」
と続けました。
絶対この人何もしないで終わりますね(笑)。
このサラリーマンが単に収入を増やしたいだけなのか、FIREを目指しているのかは知りませんが、何かを達成するためには、やるかやらないかで悩むのでなはく、やってみてやれそうなら続ける、無理そうならやめるという方が確実にゴールに近づけるはずです。
やらない理由を探す
でも僕は決してこのサラリーマンを馬鹿にしているわけではありません。
むしろ、これが普通です。
人間は変化を嫌う本能があります。
これを心理学的には「現状維持バイアス」と言います。
なぜ変化を嫌うのかというと、変化しなければ生命を脅かすようなリスクを取らなくて済むからです。
人間がまだ原始人だったころ、知らない場所に行ったり、知らないものを食べたり、知らない人種と会ったりすることで、自分の命に危険を及ぼす可能性がありました。
恐らくこの頃の遺伝子を現代まで受け継いでいるので、人間は変化することに対してネガティブな本能を持っているのではないかと考えられています。
だから、何かをやろうとすると、本能的にやらない理由を探し始めるのです。
何もしない人が70%
実際の調査によると、
- 何もしない人が70%
- 行動する人が25%
- 継続しない人が5%
だそうです。
何をやるのかなどの調査のテーマによって多少の誤差はあるようですが、だいたいどの調査もこんな感じでおさまります。
やればできる
ただ、この本能に打ち勝つことができれば、成功できる確率は飛躍的に上がるはずです。
なぜなら、やらない人が大半だからです。
人間のデフォルトモードが「やらない」モードなわけですから、やる人はやらない人に比べて少ないのです。
だから、やれば誰でもある程度はうまくいくはずなんです。
いきなり完璧にやろうとするな
やらない理由を探す人の多くは、最初から完璧を目指そうとします。
しかし、いきなり完璧にできる人はほとんどいません。
例えば車の運転も、高速道路を安全に走る方法までみっちり教え込んでから初めて車に乗せるような教習所はないと思います。
少し教えて、少しやって、直していくことを繰り返して大成するわけです。
これは車の運転だけに当てはまるものではありません。
FIREを目指すにしても、いきなり5000万円とか1億円を手に入れる方法なんてありません。
少しずつ資産を増やすことを繰り返してFIRE達成となるわけです。
投資に置き換えていうならば、ハイリスクなレバレッジ投資より、堅実なインデックス投資を長く続けることの方が安定的に資産を増やすことができるわけです。
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1日10分からがおすすめ
僕もFIREを目指し始めた頃は、
副業やってみたいけど面倒だなあ
と思っていました。
そこで、1日10分だけ副業にあてる時間を作ることにしました。
タイマーを10分に設定し、よーいスタートで始めます。すると
10分くらいならやるか
という気分になれますし、ある程度進めていて残り時間が少なくなると
あと3分しかない!急げ!
という気分になります。
たかが1日10分ですが、毎日続ければ1週間で1時間10分、1か月で5時間以上になります。
5時間あれば、簡単なウェブサイトを作ることだってできます。
僕は今でも新しいことを始めるときは、1日10分だけを新しいことに費やしています。
これを続けた結果、去年の副業所得は年間1300万円以上になりました。
まとめ
やるかやらないかで悩んでいると、一生やらないで終わります。
気になったことはとりあえずやれば、ある程度の結果は必ず出るはずです。
面倒に思うことは致し方ないことですが、1日10分だけ新しいことを始める時間にあてれば、後で大きなリターンを生むことにつながります。
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