米国のインフレがどんどん加速していっています。
このままインフレが続くようだと最悪の場合景気後退してしまいます。
つまりインフレが止まらなければ、S&P500やVTIなどの指数に投資している人にとっては最悪のシナリオが待ち構えています。
逆にインフレを抑え込めれば、景気拡大が2030年頃まで続くことでしょう。
インフレ加速=景気後退の前兆
インフレが長期化するということは、消費者にとっては良いことではありません。
モノやサービスを買うということを控えようとする人が自然と増えていくからです。
そうなると当然企業の業績が悪くなり、経済が停滞していきます。
利上げ終了までにインフレを抑え込まなければ景気後退
米国は2022年に4回、2023年に3回利上げを行い、最終的には2024年頃まで利上げは続くと思われます。
2021年11月まではFRBはインフレは一時的との見方をしていましたので、利上げは2023年からになるものと予想されていましたが11月末にインフレは一時的との見方を撤回。
インフレの上ブレが続いているので、テーパリング終了時期を前倒しする見込みが強まりました。
この2024年の利上げ終了時期までにインフレを抑え込むことができれば、最大で2030年頃まで景気拡大が続くと思われます。
過去の景気拡大局面は10年前後続いてきたので、2020年から景気拡大が始まったことを考えると2030年頃まで景気拡大が続くという見方ができるからです。
一方で利上げが修了する2024年までにインフレを抑え込むことができなければ、景気後退への一途をたどるほかありません。
米国全体の景気が悪くなるということは、S&P500インデックスやVTIなど、米国全体の指数に連動する銘柄を購入している人にとっては最悪のシナリオになりかねません。
僕のそのうちの一人なので、インフレが早期に収まることを願うばかりです。
とはいえ極度に悲観することもありません。
なぜなら米国経済は過去にどんな暴落局面が訪れても、長期的には必ず回復し、史上最高値を更新し続けてきました。
そのため、もし2024年までにインフレを抑え込むことができず景気後退してしまったとしても、そこで保有している資産をすべて売るようなことだけはしないでください。
特にFIREを目指している人であれば、どんなことがあっても一生手放さないことを念頭に置いて資産形成に取り組むことが大事です。
僕個人的にも早ければ2022年末頃までにはFIREできる見込みなので、何としてでもインフレが抑え込まれればと思っています。
インフレ時に強いのはエネルギー株
過去のデータによれば、インフレ時にはエネルギー株が実績を上げる傾向にあることがわかっています。
2月22日付のブルームバーグの記事によると、エネルギー株は過去50年にわたり一貫して高インフレ時の勝ち組だったそうです。
同記事は
1972年以降の高インフレ期9回中7回で、エネルギー株はS&P500種株価指数を中央値で14ポイント上回った
と伝えていています。
僕も半年前くらいからエネルギー株にサテライト資産として投資しています。
エネルギー株にもETFがあり、僕はVDEというエネルギー株を集めたETFに投資しています。
エネルギー株についてはこちらの記事でも書いているのでご覧ください。
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